このページに来てくださっている方の中にはもう既に
「アメリカ留学に向けて、奨学金を利用したい」
「アメリカで語学留学をしたいけど、どんな奨学金があるのか知りたい 」
そう思っている方も多いかもしれません。
皆さん同じように、必ず気にかかるのが費用面なんです。
アメリカの私立大学では学費だけで年間500万円もかかるなんて場合も。
しかし、心配は無用。
実はアメリカ留学で受け取れる奨学金制度は、かなり充実しているんです。
そこで、アメリカ留学における奨学金制度について徹底的に調べ上げた私が、その種類から具体的な機関まで紹介し、あなたの留学をより現実のものとしていきます。
“一般的にアメリカ留学の奨学金ってどんなものがあるの?”
という方もいらっしゃると思うので、まずはアメリカ留学で受け取る事ができる奨学金の種類から見ていきましょう。
アメリカ留学奨学金制度の基礎知識
皆さんは奨学金と聞くと、どのようなものを思い浮かべますか?
日本では返済が必要な貸与型、不要な給付型どちらの意味も含めて一般的に“奨学金”と呼ばれています。
皆さんもそうではないでしょうか。
しかし、アメリカでは「給付型」と「貸与型」ではそもそも考え方が全く違うんです。
そこでアメリカ留学における奨学金の基礎知識として、この2種類について説明しメリット・デメリットをそれぞれ比較していきたいと思います。
その中で、アメリカでの奨学金の考え方を知っていきましょう。
①給付型奨学金
給付型とは、返済の必要がない奨学金を指します。
アメリカでは、この給付型のものが一般的に奨学金と呼ばれます。
済不要であるため、卒業後も経済的な負担を背負わずにアメリカでの留学生活を送ることができる点。
1番のメリットは間違いなくここにあります。
しかし、誰もがタダでお金をもらえるなんて、夢のような話はもちろんありません。
大抵の場合は採用人数などが限られており、採用される条件は難しいです。
ただ難しい分、給付型の奨学金を獲得できれば、費用をかなり抑えて留学に行くことができます。
抑えられたお金は、その分観光や交際費にあてることができるので、よりアメリカでの留学生活を充実させることができるでしょう!
実際に、「4年間学費がかからずにアメリカの大学へ留学し、抑えられたお金を使ってアメリカ1周旅行をしました!」という方もいらっしゃいました。
②貸与型奨学金
一方、アメリカの大学卒業後に返済が必要なのが貸与型奨学金です。
この貸与型の奨学金はアメリカではローンと呼ばれ、留学生が受けることは基本的にはできません。
じゃあ日本のように奨学金を借りることができないのか?というと、そんなことありません。
日本国内では、留学生向けの貸与型奨学金は存在します。
そして貸与型であれば、給付型と比べて応募条件が緩くなるというメリットがあります
逆にデメリットとしては、アメリカ留学終了後にそれまで借りていた分がそのまま経済的負担になってしまうという点。
アメリカ留学後には返さなくてはいけないお金です。
借りやすいからといって、借りすぎてしまうと後悔することになります。
節度を守って借りて、充実したアメリカ留学を実現させましょう。
最後に簡単に、アメリカ留学で受け取れる奨学金のメリット・デメリットをそれぞれまとめておきますので、参考にしてみて下さい。
給付型奨学金 | 貸与型奨学金 | |
---|---|---|
メリット | 返済不要 | 応募条件が緩い |
デメリット | 応募条件が厳しい | 返済が必要 |
以上がアメリカ留学のために受け取ることができる奨学金の基礎知識です。
「アメリカの奨学金についてはもうわかっているよ”」
という方もいらっしゃるかもしれませんが、意外と混合してしまっている場合も多い部分なので、はっきり分けて考えておきましょう。
そして次からは、実際にアメリカ留学で奨学金と呼ばれる給付型のものについて紹介していきたいと思います。
-返済不要奨学金-アメリカの大学での申請方法
アメリカ留学で受け取れる奨学金があることはわかったけど「具体的にどんな種類の奨学金があるの?」
このような悩みをお持ちの方もいらっしゃると思います。
また調べていく中で「申請のタイミングや準備物が知りたい!」
そのような方もいらっしゃることでしょう。
アメリカ留学で奨学金を利用するとなると、大抵の方は初めての経験です。
お金が関わってくるとなると、尚更不安になりますよね。
ここからは、そんな悩みを解決すべく、アメリカ留学で受け取れる奨学金の種類から獲得に向けての事前情報まで、ご説明していきたいと思います。
実際にアメリカ留学で奨学金を獲得する準備をしていきましょう。
①給付型奨学金の種類
アメリカの大学留学で受け取ることができる給付型奨学金は
・メリット型奨学
・ニード型奨学金
の2つに分けることができます。
ここからは、それぞれの特徴について説明していきたいと思います。
・アメリカで受け取れる奨学金 メリット型奨学金
メリット型奨学金とは、学業の成績やスポーツの活躍などを基準に判断され、その分野で卓越した学生に与えられる奨学金です。
学校側としては、経済的援助をすることで、優秀な学生を集めることができるというのが利点。
支給額は様々ですが、場合によってはアメリカ留学の学費を全額免除されることもあります。
また中には、TOEFLやGPAのスコアが〇〇点以上の学生には年間〇〇ドル、スポーツでの活躍が著しい学生には年間〇〇ドルというように、全額ではなくても具体的に目安を公表している場合もあります。
以前私が案内した人では、バスケの世界大会で活躍し、このメリット型の奨学金を受け取ってアメリカ留学をしていました。
勉強だけでなく、様々な分野でチャンスがあるメリット型奨学金。
何か突出してフォーカスしていることがある方は、是非受けてみて下さいね。
・アメリカで受け取れる奨学金 ニード型奨学金
ニード型奨学金とは、アメリカ留学の際に学費を全額支払うことが難しい場合に不足分を補う目的で大学側から支給される奨学金です。
しかし、このニード型奨学金。
得るためにはアメリカの大学への複雑な申請手続きが必要になってしまいます。
提出書類の記入項目が細かく、両親の年収がわかる証明書類等も用意しなければなりません。
また、応募したからと言って必ず支給されるわけではないという点にはご注意を。
しかし、受け取ることができればメリットは非常に大きいので、審査を受けてみる価値は十分にあるでしょう。
「現実的に学費の支払いが難しい。」
「どうしても子供をアメリカ留学させてやりたい」
そう思っている方は、是非応募してみて下さい。
②給付型奨学金獲得のための事前準備
奨学金の種類についてお話してきましたが、アメリカ留学前の申請時期や審査項目等、知らなくてはいけないことはまだまだあります。
ここからは、アメリカ留学での奨学金獲得に向けての事前準備についてお話していきたいと思います。
(1)申請時期
1番大事なのが、申請時期です。
アメリカ留学前に間に合わないなんてことがあってはいけません。
実はメリット型奨学金の場合、特別な申請は不要なんです。
アメリカの大学へ願書を提出すれば、大学側から奨学金を受け取れるかどうかの通知が届きます。
一方、ニード型奨学金の場合は、願書提出と同時に申請を行います。
入学が決まってからは申請を受け付けていないため、アメリカ留学の前に必ず確認し、忘れずに申請するようにしましょう。
(2)受取期間
奨学金の受け取り期間については、アメリカ留学中の学業成績によって左右されます。
合格通知を受けた後、学校側からとるべき成績が伝えられます。
提示された成績を超えることができていれば、アメリカ留学中は卒業まで支給されるのが一般的です。
私の周りでも、卒業まで受け取っていたという方が非常に多く、羨ましかったのを覚えていいます(笑)
(3)評価項目
実はアメリカの大学は、日本のような入学試験はありません。
願書と同時に提出する以下の項目で、合格審査と奨学金審査が行われます。
・高校の成績
・エッセイ
・推薦状
・課外活動
・テストスコア(SAT、ACT、TOEFLテスト)
・面接
主に、この6点から総合的に判断されます。
日本のように、点数だけを比較する入学試験とは違い、アメリカでは上記の全ての項目から総合的に判断されます。
逆を言えば、アメリカ留学ではエッセイや面接、また課外活動等、数字では比較できない分野で、成績やテストスコアをカバーすることもできます。
つまり、面接やエッセイなどを通じて、どれだけアメリカの大学に熱意を伝えることができるかも非常に大事なのです。
奨学金を出してまで、大学に来てほしいと思ってもらえるような自己アピールをしましょう!
実際に、高校の成績やテストはイマイチでも奨学金をもらっている人はいましたよ!
③ 奨学金で具体的に抑えられる費用
奨学金と言ってもどれくらい費用が抑えられるの?
そこも具体的に知っておきたいですよね。
ここでは、アメリカ留学の際、奨学金を得ることによってどれだけの費用が抑えられるのかを紹介致します。
奨学金を受け取る金額や、期間などによっても変動はするので目安にはなりますが是非参考にしてみて下さい。
奨学金あり | 奨学金なし | |
---|---|---|
アメリカの格安大学 | 約470万 | 約830万 |
アメリカの中堅大学 | 約510万 | 約1200万 |
アメリカの上位難関大学 | 約950万 | 約1800万 |
アメリカ留学で奨学金を受け取ることができれば、ここまで学費を抑えることができるんです。
どんな留学生でも獲得するチャンスがあるのが、奨学金です。
アメリカの大学へ留学する際は、積極的に挑戦してみて下さい。
ここまでは、アメリカの大学留学で受け取ることができる奨学金についての説明でした。
次からは大学に限らず、アメリカ留学で高校や語学学校等を考えている方も幅広く受け取ることができる奨学金を紹介していきたいと思います
高校生から社会人まで留学中に受取可能な奨学金を紹介
ここまでは、アメリカの大学でのみ受け取ることができる奨学金の紹介をしてきました。
しかし、アメリカ留学とは言っても目的によって様々な留学先があります。
高校や語学学校、もしくは学校に行くつもりはないという方もいらっしゃるでしょう。
そのような方でもしっかり留学できるよう、国内でも奨学金制度は充実しているんです!
そこで今回は、日本国内の機関に焦点を当て、高校生から社会人まで目的に合わせて受け取ることができる奨学金をご紹介したいと思います。
あなたの目的にぴったり合った、奨学金を見つけて頂くことができます。
それでは早速見ていきましょう。
アメリカ留学で受け取れる奨学金① トビタテ!留学JAPAN【給付型】
2014年に文部科学省が中心として始まった官民協働の海外留学支援制度です。
日本の大学、高校等に在籍する30歳以下の学生が対象の給付型奨学金です。
なんと言っても魅力的なのが、留学計画を自分で自由に設定できること。
留学先から滞在先ですることまで、自分で決めることができます。
勉強のための留学だけでなく、インターンやボランティアなど学校に通わないような活動もすることができます。
“宇宙用電気ロケットエンジンの研究”や“日本酒の文化を広めたい”なんていう面白そうなテーマで留学している人もいました!
また留学の質の向上、留学の目的の明確化のため、事前・事後研修を提供していたりと、サポートもかなり手厚くなっています。
ただし、給付型のため誰でも行けるというわけではありません。
書類と面接による選考が必要になります。
しかし、自分が計画した留学プログラムを応援してくれる非常に面白いプログラムですので留学を検討している方は是非チャレンジしてみてください!
アメリカ留学で受け取れる奨学金② 日本学生支援機構【給付型・貸与型】
文部科学省所管の独立行政法人です。
給付型と貸与型を含め、留学目的以外にも様々な種類の奨学金制度を提供しています。
そのため、現在大学生の方だと、もう既に利用されている方もいらっしゃるでしょう。
気になるのはその採用の条件ですよね。
やはり給付型は募集要項が細かく、求められる条件も多いですが、その分手厚い支援を受けることができます。
一方で貸与型は、申し込み要件を満たしていればそこまで難易度は高くありません。
そして、一般的な金融機関より低い金利で借りることができるため、貸与型を考えているのであれば日本学生支援機構から奨学金を受け取る方法が最もおすすめです。
ただし、大学院、短大含む大学へ留学する人のための奨学金となるため、語学学校などへ留学する方は対象外となってしまう点は注意して下さい。
・アメリカ留学で受け取れる奨学金③ 金融機関の教育ローン【貸与型】
社会人でも借りることができる数少ない奨学金の1つで、国内の金融機関から教育資金として融資してもらう形です。
ローンですので、貸与型になります。
とは言え、あまり馴染みがないと思うので、具体的に見ていきましょう。
例えば、日本政府が100%出資している日本政策金融公庫の“国の教育ローン”。
外国の高等学校・短期大学・大学・大学院、更には語学学校まで6か月以上留学する場合には融資の対象になります。
そのため「アメリカで語学留学をしたいのに資金がない・・・」そういった方に非常におすすめです。
また金利も他の民間の金融機関が年4%前後であるのに対し、こちらは年1.76%と低金利というメリットもあります。
ただし、連帯保証人ではなく保証機関を使う場合などは、他の民間の金融機関よりも高くなることも。
アメリカ留学前に、金融機関毎にしっかり比較して検討することが重要です。
以上が、日本国内で奨学金を受け取ることができる機関についての紹介でした。
私のおすすめの機関ですので是非参考にしてみて下さい。
また、他にも自分が通っている大学の奨学金や都道府県毎の奨学金等、様々な機関がアメリカ留学のための制度を整えているはずです。
自分で調べてみるのも良いでしょう。
費用が理由で、アメリカ留学に踏み切れないという方も是非1度相談してみてはいかがでしょうか。
あきらめかけていたアメリカ留学が実現するかもしれません。
まとめ
いかがでしたか。
日本国内にとどまらず、アメリカでも貸与型・給付型の奨学金制度は充実しています。
“奨学金の獲得“と言っても、種類や獲得方法は様々。
言い換えれば、目的に合わせて誰でもアメリカ留学で奨学金を得ることはできるのです。
積極的にアメリカ留学へチャレンジしてみましょう。
この記事へのコメントはありません。