「留学することに意味があるのか」、「アメリカで何か変わることができるのか」とお悩みの方も多いと思います。
社会人で思い切ってアメリカへ行くことを決断するというのは、非常に勇気がいることです。
しかし、自分にとって意味のある留学にするというのは、難しいことではありません。
実は私も、社会人になってから初めて留学を経験しました。
“何か自分を変えるきっかけがほしい“そんな思いでアメリカ留学を決意したことを覚えています。
初めての留学がきっかけでアメリカの大学院、そして海外で勤務するまでになっています。
そんな経験をしてきた私が、社会人が留学することのメリットもデメリットも全てお伝えした上で、留学を成功させるための秘訣を伝授致します。
社会人のあなたも、行って良かったと思える留学ができるはずです。
それでは早速、メリットとデメリットからお話していきます。
社会人がアメリカ留学するべき理由とは
よくインターネットなどで社会人のアメリカ留学についての記事を読んでいると「社会人になってからの留学は意味がない」「社会人からではリスクが高すぎる」という内容のものを見る事が多いのではないでしょうか。
今から実際に留学をしようと考えている人は、不安になりますよね。
確かに、社会人になってからのアメリカ留学は良いことばかりではありません。
しかし、リスクを取る分、得られることが多いのも事実です。
社会人は、限られた時間と自らのお金で留学をするため、学生の時では得られないようなメリットがあります。
それでは、具体的にどのようなものがあるのか。
まずはじめに、メリット・デメリットをそれぞれご説明していきたいと思います。
①メリット ・世界各国に友人、ネットワークができる 留学では、様々な国の人と交流することができます。
特にアメリカは、様々な分野で世界のリーダーとなっていることもあり、世界各国から多くの留学生が集まります。
そのため、アメリカでは社会人となっても、他国では経験できない様々な面白い出会いがあるでしょう。
私の場合は、シンガポールの大富豪の息子や、サウジアラビアの石油王の孫などとの出会いがありました。
日本でそのまま社会人として過ごしていては、確実に会うことはなかったでしょう。
その2人とは今でもSNSで連絡を取り合い、ビジネスの話等を頻繁にする仲です。
自分にはない新しい考え方を常に持っており、学ぶことが非常に多くありました。
社会人になっても、このようなアメリカ留学での出会いが、その後の自分の人生に大きな影響を与えることもあるのです。
皆さんも社会人になってからのアメリカ留学を通して、自分のネットワークを世界に広げてみて下さい。
・自分を見つめ直すことができる いつもの生活や仕事から1度離れて、ゆっくり考える時間を確保できるというのも社会人留学のメリットです。
社会人になると“どうしても仕事に追われ、自分の時間が取れない”
なんてことも多いと思います。
私も当時は日々仕事に追われ、自分の時間なんて全く無いも同然。
なんとなく毎日を過ごしていました。
しかし、社会人になってからのアメリカ留学を通して生まれも育ちも全く違う人と過ごすことで、“もっと海外を知りたい”という新たな発見もできました。
その中で、自身の社会人としてのキャリアを見直した結果、今の私があります。
特にアメリカには、世界各国から人が集まります。
今までの自分では見つけられなかった、新しい発見が山ほどあることでしょう。
社会人になってからアメリカ留学へ行くことで、新しい自分を発見できるというのもメリットの1つです。
・自分自身の価値観が変わる 日本のみで過ごしてきた人は、考え方や常識は全て日本基準です。
しかし、アメリカへ留学すると、社会人でも経験したことのない出来事が増えるでしょう。
日本では許されていたことが、アメリカでは通用しないなんてことも珍しくありません。
例えば、アメリカでは歩きながらお酒を飲むのが禁止なんていう州もあるのです。
日本ではあり得ないことでも、アメリカでは当たり前という事はいくつもあります。
実際に行ってみることで、地域特有の多様な考え方を直に感じましょう。
社会人経験や人生経験を積んでからの留学は、学生の頃とはまた違った視点があるため、学べることはより多くなるはずです。
その結果、自分の視野が広がり、今までとは違った考え方、発想ができるようになります。
②デメリット ・社会人としての経歴に空白期間ができてしまう 社会人の留学で、最も大きいデメリットは、自分のキャリアに空白の時間が生まれることです。
1週間から1ヵ月程度の留学であれば、長期休暇などを利用して、なんとかなることも多いかもしれません。
しかし、長期留学の場合、会社を辞めなければいけないことの方が多いでしょう。
社会人として働いていない空白の期間が、次の就職や転職に影響を与える可能性もあります。
英語力を身に付け、アメリカ留学から帰ってきたとしても、新たな職につける保証はないです。
実際、私も元の会社を辞めて後悔している人を見てきました。
帰国後に就職や転職などを考えているのであれば、アメリカ留学後のプランも同時に考えておきましょう。
・費用がかかる 当たり前のことですが、アメリカ留学にはまとまった費用がかかります。
アメリカの場合、他の国と比べても費用は高くなりがちです。
それに加えて注意しなければならないのは、留学中は社会人生活を離れるため、収入がないということ。
そのため、アメリカ留学をする前に費用はしっかりと用意しておきましょう。
少しでも費用を抑える方法として、期間の短縮や、自炊等もあります。
私の場合は、学費がなるべくかからない学校へ留学しました。
あなた自身の資金に見合った、無理のないアメリカ留学をすることも社会人には重要です。
・期待した成果が得られない 社会人となった後にアメリカ留学したものの、期待した成果が得られないという悩みも意外と多く耳にします。
社会人がアメリカ留学をしたからと言って、必ずしも自分が期待していた成果が得られるわけではありません。
例えば、アメリカ留学で英語ができるようになったからと言って就職や転職が有利になるとは限りません。
そもそも思った程英語が上達しない可能性まであります。
“社会人だからと言って、必ずしも成果があがるとは限らない“ということを頭に入れた上で、自分自身がアメリカ留学で本気で取り組む目標を1つ持つということ。
これが社会人のアメリカ留学では、非常に重要になります。
私は100人知り合いを作るという目標を持ち、アメリカで行動しました。
1つでも本気で取り組むことができれば、社会人と言えども後悔はしないものですよ!
以上が、社会人でアメリカへ留学する大きなメリットとデメリットです。
社会人留学は、リスクが大きいというのは間違いありません。
しかし、事前に社会人留学のデメリットを知っておくことで、その対策をすることはできます。
目標を立て事前準備をしっかりとすることで、後悔しないアメリカ留学を実現させましょう。
より目標を具体的に立てて頂くために、次からは社会人がアメリカ留学でできることを見ていきましょう。
目的別!社会人留学-語学学校から大学院まで-
社会人でのアメリカ留学とは言っても、「実際に何をしようかまだ決まっていない」という方や「目的が決まっていても、費用がどれくらいかかるのかわからない」という方もいらっしゃるでしょう。ここでは、アメリカ留学での目標をはっきり持って頂くため、社会人は一体どこで何ができるのか、また費用はいくらかかるのかという点をご説明していきます。
アメリカ留学をより具体的に考えることで、自分がどうしたいのかという事が見えてくるはずです。
それでは見ていきましょう。 ①アメリカの大学 費用:年間200万~500万 日本の大学の様に、アメリカの大学も学士号の取得が目的となるのが一般的です。
一般教養から実践的な知識まで身に付けることができます。
ただし、社会人にとってネックになるのが、その期間。
基本的には4年間通うことになります。
しかし、4年間もアメリカに滞在することが難しいという方もいらっしゃることでしょう。
そんな方には、短期間のエクステンションコースがあります。
このコースは、大学をすでに卒業し、社会人経験がある方が知識習得や、キャリアチェンジ等を目指します。
大学教授や企業の専門家が講師を務めるため、4年制大学にも引けを取りません。
プログラムの中には1ヵ月程度のコースもあるため、短期でのアメリカ留学も可能です。
アメリカの大学留学は、よりハイレベルな英語力や専門スキル、プレゼンテーション能力といった実践力を学ぶことができる、上級者向けとなっています。 ② アメリカの大学院 費用:年間200万~500万 アメリカの大学院へ留学する社会人も少なくありません。
また年齢層は幅広く、平均32歳ともいわれています。
アメリカの大学院でしか学ぶことができないMBA等の専門分野の勉強や、キャリアアップが進学の主な目的です。
中には、社会人経験がないと入学できないなんてことも。
そのため社会人だからと言って引け目を感じる必要はありません。
私も短期留学の後、アメリカの大学院へ留学しましたが、ハイレベルな環境で非常に良い刺激を受けました。
学びたいことが具体的に決まっているのであれば、非常に良い環境で勉強することができるでしょう。
ただし、それなりの費用もかかってくることは覚えておいてください。
③ アメリカの語学学校(費用:月額50万~70万) 社会人でアメリカ留学する方の大半は、語学学校からのスタートです。
期間が最短1週間からでも可能なため、社会人でも長期休暇を利用して留学できるのがポイントです。
また、自分のレベルに合ったコースで学ぶことができるため、初心者の方でも安心るのは魅力的ですね。
更に、語学以外にも、ビジネスや試験対策等のコースもあり、その後の社会人生活のキャリアアップにもつなげることができことができます。
私も初めは大学付属の語学学校への留学でしたが、ラスのレベルも自分に合った留学ができるので非常におすすめすよ!
以上がアメリカでの目的別の留学先、目安の費用です。
短期間や、初めてのアメリカ留学を検討されるのであれば、社会人でも語学学校への留学が間違いなくおすすめです。
アメリカの大学や大学院は、学ぶレベルが高いことや費用がかなり高くなることもあるので、社会人でも上級者向けの留学先になります。
-費用が高くて留学は難しいという方のために- 社会人でも受け取れるアメリカ留学のための奨学金制度も紹介しています。
アメリカの奨学金について知りたいという方はこちらへ→詳細ページ
いかがでしょうか。
少しずつでも、アメリカ留学での目標ややりたいことが見えてくれば、後は準備をするだけです。
次からはいよいよ、社会人のアメリカ留学で失敗しないための心構えをお伝えしたいと思います。
失敗しないコツを伝授!社会人のアメリカ留学
ここまではアメリカ留学のメリットから、実際に留学先でできることまでお話してきました。
少しでもアメリカ留学のイメージを持って頂くことはできたでしょうか。
では具体的に“どうすれば意味のある留学”をすることができるのか。
最後に私から、アメリカ留学で失敗しない5つの秘訣をお話したいと思います。
これを心得て頂くことで、より良いアメリカ留学になるでしょう。
それでは1つ1つ見ていきましょう。
・目的を明確にする 最も重要なのが、アメリカ留学する目的を明確にすることです。
なんとなく留学・・・という様な漠然とした気持ちでは、アメリカでも単に時間が過ぎてしまうだけで、失敗の元になってしまいます。
例えば、“英語はTOEICで900点を取る”“アメリカで次のキャリアに活かせる資格を取る” など留学で成し遂げたい目標をはっきり決めて、留学に挑みましょう。
・期間を慎重に考える 実は社会人留学においては、期間も失敗しないための重要なポイントになってきます。
留学期間は自分のキャリアのブランク期間にもなるので、必要以上に留学することはリスクと言えます。
具体的な目的に対して必要な留学期間がどのくらいなのか、逆算して決めましょう。
以前の私のように“何かきっかけがほしいからアメリカ留学で100人と知り合う”という目標であれば、長期休暇を利用して、まずは1週間短期でアメリカへ留学することをおすすめします。
・留学で得られることは、自分次第で変わると肝に銘じる 留学の成果は、成功するも失敗するも、自分次第で大きく変わります。
長期間滞在しても全く英語ができない人もいれば、短期間である程度マスターしてしまうような方もいらっしゃいます。
時間を効率的に使うことができれば、より得られるものも増え、失敗することは減るでしょう。
時間が限られている社会人のアメリカ留学だからこそ、期間の中で最大の成果を得るために時間を上手に使いましょう。
・事前準備 社会人の場合は、特に限られた時間でのアメリカ留学になります。
その中でも失敗せず、最大のパフォーマンスを出せるよう、事前に留学へ向けて準備しておく必要があります。
私は、1週間しか期間がないアメリカ留学だったため、英語を聞き取れるレベルまでは勉強していきました。
そうすることで、現地で余計な時間をかけず、人との交流に時間を充てることができました。
その準備があったからこそ、すぐに会話することができ、知り合いを増やすことができたと思っています。
・積極的に行動する 何事にも果敢に挑戦し、様々な経験をしましょう。
失敗が怖く、普段はあまり積極的ではない私ですが、この時ばかりは自分から手を挙げて行動するように意識していました。
学内のボランティア活動等に参加することで、より人と関わる機会も増え、新たなつながりも生まれました。
日本では経験したことないことも、アメリカ留学中はどんどん参加することで、人よりも何十倍も濃い留学生活を送ることができます。
以上が、私自身社会人になってアメリカ留学を経験し感じた絶対に失敗しないために必要な5つの要素です。
決して難しいことではなく、少し意識すれば誰でもできることです。
是非、アメリカ留学する際の参考にしてみて下さい。
まとめ
いかがでしたか。
社会人のアメリカ留学は、リスクもあります。
ですが、事前に考えられる失敗に、対策を打つことができれば、社会人になってからでも、必ず自分にとって非常に貴重な経験をすることができfます。
社会人だからと言って、気後れせず積極的にアメリカ留学を検討してみて下さい。
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